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<10月6日>攻守にいいところ無く、清水に完敗

J1第7節第1日は5日、各地で6試合を行った。磐田が高原の2ゴールでG大阪に2―0で快勝し、勝ち点を17に伸ばし首位を守った。高原は通算20点で、得点王争いで単独トップに立った。浦和も、神戸に3―0で完勝。開幕から6連勝(1分けを挟み)で、勝ち点を16として続いている。東京Vは、エジムンドの7試合連続得点などで市原を下した。仙台は広島にVゴール勝ち、柏は1―0でF東京に競り勝ち、3連勝した。

札幌は前半8分、相手CKからバロン、三都主とつながれ、最後はペツェルに右足で決められ先制を許した。さらに3分後、市川のクロスにDFの対応が遅れ、バロンが頭で落としたボールをフリーの三都主にけりこまれて連続失点。後半は3トップにして反撃を試みたものの、好機はほとんどつくれなかった。

張監督「安の個人技とグラウンドにやられた。もうこんなグラウンドでやりたくない。Jリーグにお願いしたい」
小倉相手がいるのに縦に放り込んだり、自分たちのサッカーを自分たちで崩していた。ゲームの中で立て直すのは難しかった」
平間「何もできなかった…。走ってもボールが出てこないし、走らなければ出るという感じだった。あのピッチでのやり方が清水はうまかった。頭一つ出るバロンを1対1にしてしまったのが悪かったかもしれない。」
堀井「グラウンドが悪いから前に行くしかなかったけど、平間をもっと使えれば良かった。うちは(攻撃で)コンビとかワンツーパスとか全然なかった。(相手との)技術の差といえばそれまでですね」
洋平「僕のミスも絡んであっさり2点取られた。サイドから抜け目ない分厚い攻撃を受けて、守備を修正したけど駄目だった。中盤でボールが落ち着かないのが敵との差だと思う」

<10月7日>好調Bチーム

Bチームは6日、横浜・戸塚グラウンドで練習試合を行ない、横浜サテライト相手に5対3と快勝した。遠征費節約のため日帰り。新千歳空港を朝8時に出発、朝9時半に羽田着。練習試合を行なった後、夜6時過ぎの飛行機で札幌にUターン。滞在時間わずか9時間の強行軍だった。得点者は森山、奈良、平間、新居、田澤。

奈良は「さすがにきつい。プロチームと試合ができたことが救いです」

<10月7日>酒井、今期絶望

HFCは6日、5日の清水戦で右ひざを負傷したコンサドーレ札幌のMF酒井が「右ひざ前十字靱帯(じんたい)断裂及び右内側半月板損傷で全治6カ月」と診断されたと発表した。

<10月13日>史上最悪の試合

サッカーのJ1第2ステージ第8節第1日は12日、各地で6試合を行った。前節まで勝ち点17で首位の磐田が敗れ、同16で2位の浦和が勝ったため、浦和が1998年の第2ステージ以来、4年ぶりに首位に立った。 浦和は、トゥット、エメルソン、永井のFW陣がそれぞれ得点を挙げ、4−1で京都に快勝。開幕から1分けを挟み7連勝した。磐田は退場者を出したこともあり、1−2で市原に敗れた。東京Vは2−0で清水に快勝、勝ち点を16とし3位に浮上。神戸は鹿島を1−0で、G大阪は仙台を6−0で下した。

札幌厚別公園競技場でFC東京と対戦したコンサドーレ札幌は攻守ともに全くいいところがなく、今ステージ3連敗中のF東京に0−4で完敗。札幌は第1ステージから引き分けを挟んで今季2度目の8連敗。早ければ次節にもJ2降格が決まることになった。札幌は、前半7分、F東京のアマラオに先制を許し、18分にはケリーに頭で押し込まれた。後半21分、24分にも連続で失点した。ポスト役の曽田にボールを集め攻撃を組み立てようとするが、コンビネーションやパスの精度が悪く、決定機をほとんどつくることができなかった。

張外龍監督「精神、技術とも完敗の一言」
石水勲HFC副社長「最低だ。お金をもらって見せる試合じゃない」
小倉「左サイドから途中右サイドに回ってバランスはとれたけど、展開がなかった。(状況は厳しいが)目の前の1試合1試合を精いっぱいやるのがプロとしての態度。頑張るしかない」
洋平「1、2点目を序盤で取られてゲームプランが崩れ、選手も落ち込んでしまった。1対1の競り合いで負けると、こういう試合になってしまう。アマラオ、ケリーら攻撃陣に全部やられ、いいところがなかった」


<10月17日>新居、吉川、スタメンへ意欲

コンサドーレ札幌は16日、札幌市内で紅白戦など約2時間練習した。紅白戦の前半は、ルーキー新居辰基(18)が小倉と2トップを組み、ビジュを森下とのダブルボランチに戻す陣形。後半は吉川をボランチの一人に起用するなど、“2パターン”を試した。新居にとっては第1S第7節の鹿島戦(函館)以来のベンチ入りチャンス。

新居「出場できれば、点を取ってチームに勢いをつけたい」
吉川「出る機会があれば一対一で来る相手は絶対につぶしたい」

<10月19日>ガンバ大阪に惜敗、

第9節第1日は大阪・万博記念競技場などで6試合を行い、ガンバ大阪と対戦したコンサドーレ札幌は後半、PKから決勝点を奪われ、0−1で敗れた。札幌は1分けを挟み8連敗となり、第1ステージから通算すると今季2度目の9連敗。年間順位14位の神戸もF東京に敗れたため、札幌のJ2降格決定は次節以降に持ち越されたが、後がないところに追い込まれた。
 浦和は延長開始直後、エメルソンのVゴールで名古屋を2−1で下し、勝ち点を21として首位を守った。浦和は開幕から1分けを挟み8連勝。東京Vは0−0で広島と引き分け、勝ち点17。横浜Mに0−2で敗れた鹿島は4敗目となり、優勝争いから後退。清水は三都主の2ゴールで京都に勝った。勝ち点17の磐田は、20日に仙台と対戦する。
 
札幌は中盤に吉川、森下、ビジュを並べた3ボランチで守備を固め、G大阪に決定的なチャンスをつくらせなかったが、後半18分、自陣ゴール前の混戦でバランスを崩されたDF古川がハンドを取られてPK。マグロンに決められ、これが決勝点となった。札幌は前半こそ、小倉を起点にG大阪を上回る6本のシュートを放ったが、小倉が疲れた後半はボールが回らず、後半はシュート1本と抑え込まれた。リーグ戦17試合ぶり出場のFW新居もスピードを生かせなかった。

張監督「選手はよく頑張った。練習通りにやってくれた」
新居「もうちょっと練習したかった。コンビネーションがまだまだですね。裏を狙えと言われていたけれど、もう少しボールが来れば行けたかもしれない。自分自身ミスが多く、失点も僕のミスからで、きょうは反省のゲームです」
洋平「勝てないのは問題だけど、(チームは)全部出し切っている。負けは負けで悔しい。マグロンを警戒したけど抑え切れなかった。(現状から)僕らは逃げるわけにはいかない。最後までグラウンドに立って頑張るしかない」

<10月24日>崖っぷちに光

第10節第1日は札幌ドームなどで7試合を行い、市原と対戦した札幌は前半30分、FW新居が決めた1点を守りきり、1―0で完封勝ちした。札幌は第2ステージ開幕からの連敗(1分けを挟む)を9でストップし、第1ステージ第14節のG大阪戦以来、11試合ぶりの白星。年間総勝ち点を10とした。敗れればJ2降格が決まる札幌だったが、本拠地で踏みとどまった。
 また、第1ステージ優勝に次ぐ初の両ステージ制覇を目指す磐田は、中山が決勝ゴールを奪い1―0で広島を下し、勝ち点22で再び首位に躍り出た。浦和は1―2で鹿島に敗れて第2ステージ初黒星を喫し、勝ち点21のままで2位に後退した。G大阪は3―0で東京Vに快勝して3連勝し、首位から勝ち点2差の3位に浮上した。

札幌は、FW小倉を起点に攻撃を組み立て、前半30分、MF森下がゴール前にけり込んだボールを相手GKと競り合ったMF西田がつなぎ、走り込んだ新居が正面から右足でゴール右に決めた。後半も追加点こそ奪えなかったが、3トップで最後までゴールに向かった。守備では、好セーブを連発し札幌ゴールを守りきったGK佐藤洋をはじめ、全員が集中力を切らさず、高さと個人技のあるFW崔を中心にした市原の攻撃を完封した。

張監督「この勝利を神にささげます。体を張ってくれた選手たちに、本当に感謝したい。そして、ずっと見守ってくれたファンの方々にもこの勝利をささげたい」
新居「(得点は)本当にうれしかった。後半はいっぱいいっぱい。スタミナ切れ。応援してくれるサポーターがいる限り勝ち続けたい」
佐藤尽「今の状況では、自分たちが常にボールを支配して常に主導権を握るのは難しい。今日は、タツ(新居)が点を取ってお客さんも盛り上がったし、こっちも若い選手が取ってくれた点をなんとか守っていこうという感じになって、守備の意識がはっきりしたのが良かった」
和波「負けるときより疲れました(笑)。久しぶりにみんなの笑い顔を見られてうれしかった。とにかく連勝するのが大事。これからも、サポーターが喜んでくれる最高の試合をしたい」


<10月28日>J2降格決定

J1第11節最終日は27日、2試合が行われ、札幌は午後3時半から、カシマスタジアムで鹿島と対戦した。試合は前半42分、左からのクロスを逆サイドに駆け込んできた小倉が右足で合わせ、先制ゴールを決めた。後半開始直後の1分、鹿島はゴール前の混戦から、柳沢がこぼれ球をゴール右隅に蹴り込み同点とした。
 負けられない札幌は16分、相手ペナルティーエリア内で新居が倒されPK。小倉が慎重に決めて、再び2−1とリードした。これに対し鹿島も26分、柳沢が一人で持ち込み、この日2点目となるゴールを決め、同点とした。
 延長に入って前半12分、鹿島の石川がVゴールを決め、来季からの札幌のJ2降格が決まった。

張監督「最後に集中が切れてしまった。本当に悔しい。しかし、1戦1戦勝っていかなければならないプレッシャーの中で選手は自分の力を出し切った」
洋平「いや、すごい残念です。僕自身、(これから)やることがいっぱいある。残りの試合も前向きにやりたい。(今後について)今は何も考えられない」
小倉「まだリーグ戦が残っているし、(降格が)自覚できない。正直、何だかよく分からない。来季につなげるためにも残りの試合を消化試合にするわけにはいかない」
田渕「何を言われても仕方ない。おれのミスで終わった。申し訳ない」
曽田「自分自身こういう経験が初めてで、何とも言えないです。自分が出ていて、いいプレーをしても勝てなければチームが失うものが大きい。すごく複雑な心境です」
古川「可能性がある限り一体になろうとやってきた。ここ数試合はそれが生きたが、きょうは僕を含めてミスをつかれた」



To be continued

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