管理人のひとり言



2006年7月29日 完敗
2006年7月22日 負けるべくして引き分けた
2006年7月8日 上里復帰!
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注意書き(初めてここに来た人は読んでみてください)


完敗(7月29日)
 湘南ベルマーレに1−5で敗退。

 完敗だ。

 前節、札幌は東京ヴェルディにフッキ無しで2−1で勝利した。今節はフッキを含めてほぼベストメンバーが揃った。相手は下位に沈む湘南ベルマーレ。舞台は厚別競技場。負ける要素は少ないと思っていた。しかし、結果は5失点の大敗。審判の納得しづらい判定が多発し、リズムを狂わされた部分もあっただろうが、全ての面で湘南に圧倒されてしまった。

 5失点も問題だが、それよりもほとんど攻撃らしい攻撃ができなかったことが問題である。特に、大塚のバックパス連発はどうにかならないものだろうか。まるで、彼よりも前にボールを運ぶことをブロックしているかのようだった。もちろん、大塚だけの問題では無い。パスコースをつくる周りの動きが不足しているということも原因の一つだろう。

 湘南が上手く守っていたということもあるが、札幌全体の運動量は少なく、突破口をつくることがなかなかできなかった。中2日、という厳しい条件ではあるが、それは相手の湘南も同じである。湘南の選手はみなきびきびと良く動いていた。札幌の選手が動けないはずはあるまい。

 そして、残念だったことがもう一つ。今日の厚別はまた強風が吹いていたが、今回もそのアドバンテージを生かそうとするようなプレーはみられなかった。特にシュートが相変わらず少ない。特にフッキは大量リードされたことと審判のジャッジでまた周りがみえなくなり、無謀な突破に終始した。どこかでパスを出して、味方にシュートを撃たせていれば、もう一つぐらいゴールが生まれたかもしれない。

 それにしても、厳しい現実をつきつけられてしまった。この終盤にきて、下位チームに大量得点を奪われ、J1に昇格したチームというのは記憶に無い。もうそろそろ弱音を吐きたくもなってくるが、選手達にはまた修練を重ねて、勝利を目指して欲しい。今年の目標はただ一つ。数字的な可能性が消え失せるまで、諦めるわけにはいかないのだから。



負けるべくして引き分けた(7月22日)

 ザスパ草津と2−2で引き分け。

 今日の厚別はアウェイ側からホーム側に向かって非常に強い風が吹いていた。こうなると、当然風を意識した戦い方が必要になってくることは、素人にでも分かることだろう。

 風上側に立ったチームは、シュートの速度が増すなどの利点がある。逆に、風下側に立ったチームは、風の影響でボールが押し戻されることになるので、全体的に押し込まれやすくなる。また、ボールが流されるので、ディフェンスラインでのハイボールの処理が難しくなる。つまり、風上側に立ったチームは比較的有利であり、風下側に立ったチームは不利になってくるわけだ。

 攻める方とすれば、シュートスピードが上がるのだから、ミドルシュートを多用するのがセオリーである。また、ハイボールの処理が難しくなるため、多少早めのタイミングでクロスを上げていくことが効果的だと思う。だがしかし。前半、風上に立った札幌は、風上のアドバンテージを捨ててしまったかのようだった。

 ミドルシュートはほとんどみられず、たまにあったとしてもそれは全て枠の外。クロスもなかなか入ってこなかったし、草津DFをあわてさせることがほとんどできなかった。サイドも崩すことすらできなくなってくると、最終ラインからロングボールを放り込み、それは強風に流され、あえなくゴールラインを割るだけであった。こんな光景が、一度ならず何度となく繰り返された。まったく、学習能力の無さに頭を抱えるばかりである。草津が下位にいることを考えれば、前半、得点を奪えなかったプレーぶりは、昇格を狙うチームのものでは無いだろう。

 ハーフタイムでは、正直負けを覚悟した。風下では当然守備が難しくなる。今の札幌守備陣が、無失点で45分を過ごせるとは思えなかった。案の定、林が目測を誤って先制点を献上。もはや苦笑するほかは無かった。

 しかし、ここからみせた札幌の粘りには驚かされた。ケンゴが倒されて得たPKを砂川が確実に決め、続いて中山が上里のクロスを叩き込んで逆転に成功したのである。

 2−1とリードし、残る時間はロスタイムのみ。しかし、札幌はここでまたおかしなプレーを繰り返す。あとは時間を稼ぐだけで良いのだが、パスミス、キックミスを繰り返し、結局草津に同点ゴールを許してしまった。草津のゴールは、アーリークロスを最終ラインに放り込み、それを拾ったチカに決められてしまったもの。強風時の攻め方の見本のようであった。

 勝つチャンスはいくらでもあった。しかし、風上のアドバンテージを有効に使えず、リードしているのにボールをキープできないようでは、この先勝ち点を拾っていくことは実に難しいだろう。それ以外でも、FWの力量不足は深刻であり、中盤でのパスミスやゴールキーパーの不用意なプレーがみられる。控え選手もレギュラーには遠く及ばず、層の薄さも問題である・・・が、それは今悩んでも仕方がないか。

 次は、頼みの綱のフッキ、そして芳賀と西谷が(おそらく)万全の状態で戻ってくるはずだ。次の試合は暑さが厳しい関東になるが、東京Vを叩き、勝ち点3を奪ってきて欲しい。



上里復帰!(7月8日)

 愛媛FCに3−1で勝利。

 愛媛FCは、ディフェンスラインを高く上げて中盤をコンパクトにすることで、相手にプレッシャーをかけてボールを奪い、そこから速攻につなぐという、近代的なサッカーを行っていた。そのプレーぶりは、JFLから上がってきたばかりのチームとはとても思えず、J2に上がってからチームが進化していることを伺わせるものであった。

 そんな愛媛に対し、札幌のプレーはどこか集中力を欠いているような感じがした。相変わらずパスミスが多く、愛媛のカウンターを招くいていた。肝心のフィニッシュの精度を欠いてくれたことと、林の素晴らしいセーブのおかけでなんとか1失点ですんだものの、ケンゴと砂川のゴールが無かったら、結果はどうなっていたか分からなかった。

 特に、千葉が退場してからは、いつ失点してもおかしくない状況が続いた。しかし、その苦しい時間帯に踏ん張れたことが、今日の勝利につながったのだと思う。必要以上に前がかりになった愛媛の背後をつく形で、砂川の鮮やかなシュートを呼び込むことができた。

 最近の砂川の奮闘には頭が下がるばかりである。ゴールの場面でも、相手DFに走り負けなかったことがゴールにつながった。試合終盤まで精力的にボールを追い、運動量は最後の最後まで落ちなかった。

 ケンゴの追加点も大きかった。砂川の折り返しを、フルスィングによるシュートではなく、インサイドキックでコントロールされたシュートを放った。ワールドカップをみていると、ゴールを決める選手は全て全力でシュートをしているわけではなく、インサイドキックで軽くコースを狙っていることが多い。あの場面で、落ち着いてゴールを決めたゴールに、ケンゴの非凡な才能をみたような気がした。

 勝利したことに加え、今日の試合では実に嬉しいニュースがあった。昨年大けがをした上里の復帰である。サテライトではまだ動けていないという情報があったが、今日見た限りでは十分戦力となりえると感じた。上里はボランチだけでなく、トップ下や左サイドでもプレーできる。そしてその実力は、砂川、西谷と比べても遜色無いものである。これまで、砂川や西谷の控えになる選手はいなかったし、試合の流れを変える選手もいなかった。上里の復帰は、この二つの問題点を解消してくれるものと期待している。

 今節で、第2クールが終わった。10試合勝てない時もあったが、2位になんとか3ゲーム差となっている。チームは上り調子だし、上里も復帰してきた。次の試合は、首位柏レイソルだが、ここで勝たなければ、J1昇格は見えてこない。ホーム厚別で、全力で柏を打ち破ってほしい。
 

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